勤務地は東京だけどチームの大半はアメリカなので,転職二日目からずっとシアトルにいます。二週間の予定なのでもうすぐ帰るけど。

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合計で20ヶ国ぐらいに出入りしたことがあるけど、実はアメリカにちゃんと入国するのは初めてなのです。(子供のときにアラスカに来たことはあったかも...?) 

うまく表現できないけど、「遊びの多い」国だなと思った。
遊びって遊びまわることじゃなくて、機械の可動範囲にちょっと隙間や余裕が残してあるような状態のことね。作りが大雑把であるがゆえに、その隙間にさまざまなものを受け入れる余地があるというか。

ここで二週間しか働いてないのであまりアメリカはこうだ!みたいな一般論は言えないけど、とりあえずひとつ、意外に重要だと思った日本の職場との違いを二つほどあげておきたい。



まずひとつは「年齢を聞かれない、年齢が話題にならない」ということ。

人種もさまざまだしバックグラウンドもさまざまなので、ここでは皆が年齢不詳だ。こっちにきてからまだ一度も年齢を聞かれたことはないし(血液型もな!)、誰かが年取ってるとか若いとかいった話題にであったこともない。これは結構重要なことだと思うんだよね。
いままでの経験についてはよく聞かれた。

年齢を聞いたって何も分からない。生きてるだけの時間が自分より10年長いか短いかなんてことには、皆それほど興味がないんじゃないかと思う。

なんで日本のニュースは名前の後ろにデフォルトで「(年齢)」をつけるんだろう。(※1)
なんでプログラマは35歳までとか言い出す人がちょいちょい出没するんだろう。(※2)

ダメなやつはいくら経験積んだって何年生きたってダメなままだ。
一方で,最初から地頭の良い奴が歳取ってちょっとぐらい物忘れがひどくなったところで、お前なんかが太刀打ち出来るはずもないわけですよ?

年齢と技能が比例するのは、若い時から親方について、一生同じことをこつこつとやり続けるような職業だけ。それ以外のみんな歳を数えるのはやめたらいいと思う。

60歳になったら始めようと思ってることがあるなら、今日からはじめたらいい。
20歳のときにやっておけば良かったと思うことがあるなら、今日からはじめたらいい。

35歳でプログラマ卒業しようと思ってるなら今日やめたらいい。

(※1) そういやライブドアには以前、かなり昭和な人事部長がいて、全社メールで流す辞令の個人名の後ろにいちいち(男)とか(女)とかつけるので相当違和感があったなぁ。それ自体が法律に触れたりはしないんだろうけど、例えばこれが性別じゃなくて国籍だったら大問題になるよね。この人は他にもいろいろ昭和な問題を引き起こして最終的には大連に飛ばされたのでまあもういいんだけど、総じて昭和の人は、よかれと思ってとんでもなく余計なことをしがちなので、自分の感覚のずれには十分注意したほうがいいと思う。

(※2)ラーメンの大食い選手とかなら、やはり35歳で引退すべきだと思うよ。いやほんと。




もうひとつ、タイムカードとか遅刻とかの制度がない。これは年俸制だからというのもあるんだろうけど、皆だいたい9時くらいにやってきて、18時くらいにどんどん帰っていく。この間19時すぎまで仕事してたら、まだいたの?みたいな顔をされた。

0分きっかりに遅刻や早退の境目があるわけじゃないので、ぎりぎりに駆け込む必要もないし18時ぴったりになるのを待ってダッシュする必要もない。
もちろん必要なときにはちゃんといるし、事情があって家から仕事するようなときは事前に「wfh (working from home)」っていうタイトルのメールをMLに投げる。

なんでタイムカードが必要だと思うんだろう?管理しないとサボる人がいる?本当だろうか。

そもそも仕事の評価は仕事の内容で決められるものだ。
もし勤務評価のために勤務時間を測定しないといけないというのであれば、それははつまり、仕事を評価する基準が(椅子に座っていたトータル時間以外に)無い、ということにほかならないのではないか?
それはなんというか、会社として(あるいは上司として)恥ずかしいことだと思うんだよね?

※労働時間が基準を超えないように記録管理する労働者側の権利って側面もあるんだろうけど、まあ抑圧的な解釈の方が支配的になりがちだよね

ちなみにこちらでは19時でもまだこんな明るさ。さっさと帰っておうちでなんかしようって気になるだろうなぁそりゃ。

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