> 「Amazonに対抗して「ジャパゾン」って本気ですか?」
企画自体の批評については、このリンク先の記事などで言い尽くされてるけど、まず第一に「ジャパゾン」って名称に致命的な問題がある気がした。

「ジャパゾン」のソースが朝日新聞しかないので、そう名付けたのが朝日なのかコンソーシアムなのかはよく分からないけど、発想というか志の点でジェフベゾス氏との違いが決定的。



今までいくつかの会社でCEOや社長の話を聞く機会があったけど、ジェフベゾス氏がひとつ飛び抜けていると思う点は、身内に話すときでも、競争相手の名前を挙げて「うちはこの点が優れてる」みたいな比較をしたり、競争相手を茶化すジョークを飛ばしたりということを一切しなかったこと。

たった一年在籍しただけでも、彼が「競合を見るな。顧客の方を見ろ」と言うのを何度も聞いた。
Kindle Fire発売当時のインタビュー動画でも、

http://www.youtube.com/watch?v=t98GyHHp_cw

(アマゾンはB&Nに潰されるだろうという記事が話題になった時に) 当時いた従業員150人全員を集めて
「競合のことを心配するな。お金を払ってくれるのは競合ではないのだから。顧客に集中しろ」
と語ったというエピソードが後半で出てくる。

また、ウォルマートについて聞かれて、
「彼らの成功が、我々の成功の妨げになるわけではない」
(Eコマース業界全体が成長すれば、ゼロサムゲームにはならないから)
とも答えている。

会社のオールハンズミーティング(全体集会)の質問コーナーでも「競合がこんなことやってるけどうちはどうなの?」みたいな質問が出ることはあったんだけど、必ずだいたい同じ台詞が出て来てたな。



陸上の徒競走で「後ろを見るな」と教えられたのにも似てる気がする。前を走っているときに後ろを振り返らない、というのには結構な精神力が必要なんだよね。でも後ろを見ても速度が落ちたりペースが狂ったりするだけで実際なんの得にもならないという。



上の動画の中では他にも「これは我々にとってビジネスというだけでなく、ミッションだ。ミショナリーである方が良い物を作れる」みたいなキメ台詞が次々に出てくるので、英語大丈夫な人はぜひ通して見るべき。