先週あたりの出来事だったか。

今月は祝日が多くて広告のインプレッションが足らなくなったらしい。後ろのディレクターの席に広告担当の人が慌てふためいた様子でやってきて、なんとかして広告の露出を増やせだとか、そんな無茶なとか、なにやらしばらくがやがやと賑やかにしていた。

9月が30日しかなくて、しかも祝日が多いことなど、もう何年も前から決まってることじゃないのか。

それがなんで9月も後半になったこの時期に、吃驚したような顔をして駆け込んでくるんだろう。
確か去年のちょうど今頃も、まったく同じ依頼を聞いた気がするし。
どうして、体育会系と文系の作る経済はこうも非合理的なのだ。

と、ちょっと思ったけど、社内ircでこんな会話があったので :

12:13 **** きっと祝日は自然災害なんだ!

12:29 **** 善意に解釈すると、今回導入した広告商品は初めてで、しかも休みにPVがあがるサービスとさがるサービスがあって、その見込みがごっちゃになって見込みがあまくなったのではないかと

まあそんな事情なのかなとは思った。なにより、自然災害のようにやってくる祝日という発想が面白かったので、そのことはすぐにどうでもよくなった。

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22日にフィリピン海上で発生した大型で並の祝日(アジア名:エクイノクス)は、勢力を保ちながら北上し、23日未明には沖縄の南沿岸地域に達する模様です。
九州沖縄地方は明日朝から明後日にかけて祝日となるでしょう。
関東地方の明日の祝日の確率は50%、午後半休の確率は70%です。
今後の祝日情報や、祝祭庁の発表する祝日注意報・警報にご注意ください。

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最近は地球温暖化のせいか、祝日の日数が増えた気がする。

昔は、夏休みの時期だというのに何日も祝日が来ないことも多く、そんな年には村を挙げて祝日乞いの祭祀を執り行ったものだという。(祝日のことを祭日ともいうのは、そこから来ているらしい。)
関西の一部地方には今でも、ゴールデンウィーク到来を祈願して、祝日の方角を向いて巻き寿司を一気食いする奇習が残っている。

最近は科学の発達により人工的に祝日を作ることもできるようになって、そんな話を聞く機会もめっきり減ったけれど、たまに不意をついてやってくる時期外れの祝日はありがたさがまた格別だ。

人類がまだ洞窟で暮らし、狩りによって日々の糧を得ていた時代から、ヒトの生活は祝日の運行に強く支配されてきた。
DNAに深く刻み込まれたその記憶ゆえに人々は無意識のうちに祝日を求め、そのエネルギイが、遠く南洋より、経済活動で加熱したこの国の都市部に祝日を引き寄せるのではないか。


大した休みもとらないまま8月があっという間に過ぎたなぁと
思ったのも束の間、もう朝の空気はひんやりと冷たくなっていて、

少し厚着をして家を出たのに、昼前には日差しも回復して眠気ばかり増すし、

ああこんな日は


午後から祝日になるといいなぁ。


(from intra blog 2008-09-30)