…こういうタイトルにしとくと受けがいいんだっけ ?

社内勉強会 「数学部」 を運営していく上で、心がけている点や気づいた点をまとめました。

1. 輪講形式で行う

講義を聞くだけの受け身の参加方法では、眠くなったりダレたりしがちです。講義担当者一人に負担がかかりすぎるという問題もあります。

自分にも順番がまわってくるということで、適度な緊張感を全員に持たせることができます。

2. 凝ったプレゼンテーションは要求しない

輪講担当者には、30分を目安に担当範囲をまとめてもらいます。この時のスタイルとしては、メモを片手に適宜ホワイトポードを使って説明するぐらいが適当です。

凝ったパワーポイントや動くデモが用意出来る人は強力ですが、それが義務化してしまうと、参加のハードルがあがりすぎます。

3. 積極的に質問する参加者を確保する

上で「30分を目安に担当範囲をまとめてもらう」と書きましたが、一時間の勉強会のうち残りの半分は質問やディスカッションの時間にあてます。

質問タイムを最後にまとめてやるより、誰かが置いてけぼりになりがちな要所要所で「正直、今のとこ全然ワカンネ」「それはつまりこういうこと ?」といった質問が参加者から自然に発せられるようなカジュアルな雰囲気が理想です。

事前に参加者を募る際に、質問を恐れず、よい雰囲気作りに貢献しそうな性格の人に目星をつけ、仲間に引き込んでおきましょう。

4. 内容を理解している人を顧問につける

最低でも、「昔一度やったけど忘れちゃったなぁ。思い出さないと」というぐらいのレベルの人が参加者に一人いないと、間違った解釈のまま先に進んでしまう恐れがあります。

略語や記号の読み方が誰も分からない、といった事態もありがちです。

5.スケジュール変更は極力避ける

勉強会は、決まった曜日・時間にコンスタントに行います。

皆、日常の業務をこなしながらの参加になるので、時には大きなプロジェクトの山場とかぶってしまうこともあります。が、参加できない人が発生しても、勉強会は淡々と開催し続けましょう。一度理由をつけて休講日を設けてしまうと、休講癖がついてしまいます

後のエントリで説明する予定ですが、全ての範囲を完璧に制覇するよりも、「ところどころ抜けちゃったけど、とりあえず一通り最後までやった」ということの積み重ねのほうがずっと実になるものなのです。

また、決めた曜日が休日になってしまうこともありますが、そういう時は潔く休みにして、次の週まで待ちます。

別の曜日・別の時間帯にスケジュールをずらしてしまうと、「いつもの時間なら大丈夫だったのに、その時間は別のミーティングがあって参加できない」といった人が出てきてしまいがちです。

皆それぞれに、詰まったスケジュールを融通して参加してくれているはずです。参加者の生活リズムや業務リズムをいたずらに乱してしまう運用は避け、あくまで、淡々とカレンダーに合わせて進行していきましょう。

6.短期間で区切りをつける

一回2〜3ヶ月が限度です。

モチベーションや緊張感を何ヶ月もキープするのは大変ですし、その間に業務の都合で参加できなくなってしまう人も出てきます。

それに、次回から参加しようと思いたった人がいても、なかなかその機会がまわってきません。

7.ミーティングと被りにくい時間帯を狙う

数学部は、最初は昼食後の14時〜15時に開催していたのですが、昼食から帰ってくるのが遅い人がいたり、睡魔に襲われる人が続出して失敗でした。今は、昼食前の12時〜13時にやっています。この時間帯はミーティングや来客が少ないので参加者が確保しやすい気がしますが、ここらへんは会社によって事情が違ってくるでしょう。

(当社のミーティングのラッシュアワーは16時から19時くらいまでで、この時間帯に勉強会をもってくると参加出来ない人が確実に発生するし、そもそも会議室が全然あいていません。ディレクタ主催の勉強会の方は、業務終了後の19時〜20時に行われています。)