この間ふと、NASAの宇宙飛行士の山崎直子さんについて調べようと思いたって (またアメブロでブログ書くなのかなぁと思って 同世代なのでどんな人なのか気になって) 検索したところ,検索窓の下にこんなサジェストが出てきました↓
つまり,相当数の人が「山崎直子」と「ブログ」のワードをセットで検索していたということです。
気になる人がいたらまず,ブログをもってないか検索してみる,という習慣が定着しつつあるんでしょうか。
ライブドア社内でも,ここんところ,実名でブログを始める人が多いです。
例:
田端信太郎のBlog
(仮)idezawaのブログ
仕掛人はたぶん,ブログまわりを統括してるこの人です。
彼のビジョンはハッキリしています。
例えば,最近僕もカンファレンスや勉強会などに顔を出すようになったのですが,そういった場所では自分はたいていの人と初対面です。
そこで出会った人が後日,そういえばあいつ何者なんだろうって気になって,僕が渡した名刺の名前でググってみると,このブログに辿り着く。そしてはじめて,ああこんなこと考えてる奴なのか,とか,以前読んだあのブログ記事書いたのはこいつだったのか,てことが分かる。
ブログが,そういうコミュニケーションを実現するためのインフラというか,コモディティというかになっていくことを,このライブドアのブログチームは目指しているのです。
ちなみに個人的には,ブログを実名で書くということには必ずしも賛成ではないです。なんでかというと...
理由1: 「匿名で意見するとは何事か」などという旧メディア側の人達に屈するようで嫌。
名前なんてただのキーです。偉い人にはそれがわからんのです。
理由2: ネームスペース汚染問題
プログラマたるもの,氏名などというユニーク性に乏しい代物をプライマリキーに選ぶという愚行を許容してはならんのですよ。
たとえばもし僕が「直也」という名前だったとしても,perlのプログラミング界隈で「naoyaのブログ」というブログは今更開設しにくいはず。
上で書いたようなケース (オフラインで知り合う→気になる→ググる→ブログに辿り着く) を想定するなら,名刺に書いてある名前で検索できるようにすべきなのは勿論なのですが,それならブログに本名を載せるより先に,名刺にハンドルネームを載せるようにすべきだと常々思ってます。
フォーマルな名刺に使い捨てのハンドルネームを載せることで,責任の所在が希薄になるといったことが気にかかる向きもあるかもしれません。が,そもそも会社や肩書きが次々にかわる世の中です。名刺の肩書き&氏名の通りの人物なんて,どうせ永続的には存在しえないのです。
まあドメインと同じで早いもん勝ちだから,実名でブログ書くならいまのうちとも言えるのかもしれませんが。
理由3: 「すべてが日常化する」問題
今すすめているブログ管理画面の大改修のテーマのひとつに,「一人のひとが,それぞれに専門性のある複数のブログを使い分ける」ような使い方をしてもらえるブログサービスを作ろう,というのがあります。
ただの日記としてひとつ,所属してるサークルの一員としてグループ参加してるブログがひとつ,好きが高じてセミプロ級になっちゃった趣味についてのまとめブログがひとつ,... というふうに。
実名だとその使い分けがしづらいんですよね。 自分ではわざわざ別のブログにして使い分けているにもかかわらず,趣味のデスメタルで固めたブログに
「お名前で検索して辿り着きました。お久しぶりです。
覚えてらっしゃるでしょうか。○○高校で同期だった○○です !
同窓会の出欠確認をとらせて頂きたいのですが,他に連絡先などが見当たりませんでしたのでコメント欄で失礼致します !」
みたいな無邪気に空気読めない通りすがりさんが現れたら,いったいどう対処すべきなんだろうか,
などと物思いする今日このごろです。
ちなみにデスメタルの趣味はありません。
(from intra blog 2008-12-02)
つまり,相当数の人が「山崎直子」と「ブログ」のワードをセットで検索していたということです。
気になる人がいたらまず,ブログをもってないか検索してみる,という習慣が定着しつつあるんでしょうか。
ライブドア社内でも,ここんところ,実名でブログを始める人が多いです。
例:
田端信太郎のBlog
(仮)idezawaのブログ
仕掛人はたぶん,ブログまわりを統括してるこの人です。
彼のビジョンはハッキリしています。
例えば,最近僕もカンファレンスや勉強会などに顔を出すようになったのですが,そういった場所では自分はたいていの人と初対面です。
そこで出会った人が後日,そういえばあいつ何者なんだろうって気になって,僕が渡した名刺の名前でググってみると,このブログに辿り着く。そしてはじめて,ああこんなこと考えてる奴なのか,とか,以前読んだあのブログ記事書いたのはこいつだったのか,てことが分かる。
ブログが,そういうコミュニケーションを実現するためのインフラというか,コモディティというかになっていくことを,このライブドアのブログチームは目指しているのです。
ちなみに個人的には,ブログを実名で書くということには必ずしも賛成ではないです。なんでかというと...
理由1: 「匿名で意見するとは何事か」などという旧メディア側の人達に屈するようで嫌。
名前なんてただのキーです。偉い人にはそれがわからんのです。
理由2: ネームスペース汚染問題
プログラマたるもの,氏名などというユニーク性に乏しい代物をプライマリキーに選ぶという愚行を許容してはならんのですよ。
たとえばもし僕が「直也」という名前だったとしても,perlのプログラミング界隈で「naoyaのブログ」というブログは今更開設しにくいはず。
上で書いたようなケース (オフラインで知り合う→気になる→ググる→ブログに辿り着く) を想定するなら,名刺に書いてある名前で検索できるようにすべきなのは勿論なのですが,それならブログに本名を載せるより先に,名刺にハンドルネームを載せるようにすべきだと常々思ってます。
フォーマルな名刺に使い捨てのハンドルネームを載せることで,責任の所在が希薄になるといったことが気にかかる向きもあるかもしれません。が,そもそも会社や肩書きが次々にかわる世の中です。名刺の肩書き&氏名の通りの人物なんて,どうせ永続的には存在しえないのです。
まあドメインと同じで早いもん勝ちだから,実名でブログ書くならいまのうちとも言えるのかもしれませんが。
理由3: 「すべてが日常化する」問題
今すすめているブログ管理画面の大改修のテーマのひとつに,「一人のひとが,それぞれに専門性のある複数のブログを使い分ける」ような使い方をしてもらえるブログサービスを作ろう,というのがあります。
ただの日記としてひとつ,所属してるサークルの一員としてグループ参加してるブログがひとつ,好きが高じてセミプロ級になっちゃった趣味についてのまとめブログがひとつ,... というふうに。
実名だとその使い分けがしづらいんですよね。 自分ではわざわざ別のブログにして使い分けているにもかかわらず,趣味のデスメタルで固めたブログに
「お名前で検索して辿り着きました。お久しぶりです。
覚えてらっしゃるでしょうか。○○高校で同期だった○○です !
同窓会の出欠確認をとらせて頂きたいのですが,他に連絡先などが見当たりませんでしたのでコメント欄で失礼致します !」
みたいな無邪気に空気読めない通りすがりさんが現れたら,いったいどう対処すべきなんだろうか,
などと物思いする今日このごろです。
ちなみにデスメタルの趣味はありません。
(from intra blog 2008-12-02)