ハーイ、みんな。
ソフトウェアエンジニアの週末と言えばインストールと相場が決まっているけど、どうかな。最近はどんなクールなソフトウェアをインストールした?
一般的なソフトウェアエンジニアの約50%が、週末のほとんどをOSのインストールに充てていることが知られています。土曜日に最新OSのインストールと動作確認をして、日曜にアンインストールするんだって。知り合いのエンジニアから聞いた。
そんなわけで、今日インストールするのはTOTOのウォッシュレットE200です。
一つ前のエントリにも書いたように、アメリカはバスルームの設備にまるでやる気が感じられない。
バストイレセパレートとか、ウォッシュレットとか、自動お湯はり機とか、浴室暖房とか... そういうオプションでランクアップに余念がない日本のマンションとはだいぶ感覚が違います。
ウォッシュレットは一度使うと元に戻れないよね。特にこっちのトイレは水の勢いが弱くて、トイレットペーバーを多量に流すとすぐ詰まるという罠もあるので、そういう点でもウォッシュレット化は渡米生活の中でも最優先事項となっておりました。
■
まずTOTOのサイトで、現在のトイレに取り付け可能なモデルを確認。
寸法等を確認したらUSアマゾンへGO
アマゾンプライムに入っているとなんと注文から2日で...届きます!日本のプライムは当日配達なのに...。
まあ国土が広いから仕方ないですね。
ちなみにこちらでアマゾンプライムに入ってると、インスタントビデオが見放題。これは日本のプライムにはない特典。
アリゾナ州から2日かけて届いたTOTOがこちら。アリゾナ州ってどこ?砂漠?
ウォッシュレット開封の儀。
説明書は英語・スペイン語・フランス語の三種類ついてきますので、英語が話せない人でも安心ですグラシャス。
■
ではいよいよ、説明書を読みながら取り付け作業にとりかかりましょう。
まず、水を分岐させるためのジャンクションバルブの取り付けからはじめます。
タンクに給水している栓を閉め、タンクの水を出し切ります。
タンクと栓をつないでいるホースをいったん取り外し...
先ほどのバルブをしっかり挿入。
次に、便座のとりかえ。
元の便座は裏側からボルトで固定されているので、これを外せば...
はい、この通り。
寸法ガイド用のボール紙を組み立てて、これをベースパーツに仮止めした状態でベースを固定します。
この寸法ガイドは、ウォッシュレット本体をはめ込んだときに、ウォッシュレットの背面とタンクがぶつかってしまわないように位置決めするためのもの。買う前に寸法を計っておいたのですがやはりタンクが邪魔でした。なんとかギリギリ押し込むことに成功。
先ほどの分岐バルブとウォッシュレットを接続します。ここはウォッシュレットの部品同士なので、工具なしでカチッとはめ込むだけ。
ここまできたら、閉めてあった給水栓を開けていよいよ給水テストです。
ジャンクションバルブの栓を開けるのも忘れずに。
パソコンの組み立てなら電源ON、OSのインストールなら仕上げの再起動にあたる緊張の一瞬です。
インストールに失敗している場合はどこかから水がぽたぽた垂れてきますので、各部がきちんと閉まっているかもう一度点検しましょう。
ここまで辿りついたら、もう水回りは終了です。あとはリモコンの取り付けだけ。
考えてみれば当たり前なんだけど、ウォッシュレットのこのパネル、ただのリモコンなんだよね。なんとなく壁の内側に電線が通ってるようなイメージがあった。
適当な位置にアダプターを固定し、リモコンをはめ込めば完成!
あと、便座から出ている電源コードが短いので、延長コードを目立たないように引き回したりといった地味な仕事が残っていますが、これでバスルームがだいぶ文化的な雰囲気になりました。
■
で、元からあった便座が余るわけですが... これどうしたらいいかな。
ふと思ったんだけど、ギターとかベースのボディにしたら馬鹿っぽくていいのではないでしょうか。
(※家を引き払うときに元に戻す必要があるので、ちゃんと保管しておきましょう)
■
これは Amazon で仕事してたときに気がついたんだけど、アメリカの通販サイトって、wall decor (壁にかけるちょっとしたアートとか) とか、faucet (付け替え用の蛇口) といった家の改修まわりの品揃えが格段に多い。借家でも家の内装は全部DIYで改造しちゃうのが基本みたいだ。
そういえば、アメリカのドラマとか見てると、plumbing(配管まわりの仕事)ができる男性はモテるイメージがあるようなないような... 日本風に言うとplumbing男子?
■
個人的には、トイレっていうのは次世代の産業のフロンティアになる気がしてて、文化的にトイレにこだわりのある日本は、この分野で非常に有利だと思う。
ウォッシュレットは、紙を無駄にしないっていう環境面のメリットを押し出して行けば、欧米の知識層にも受けが良いと思うんだけどなぁ。(特にここサンフランシスコは環境保護の意識が強いみたいで、10月からは法律でスーパーの紙袋が有料になったほど。)
かつて家庭用ゲーム機全てがNINTENDOと呼ばれたように、トイレ一般のことをTOTOと呼ぶ日が来るといいですね。
ソフトウェアエンジニアの週末と言えばインストールと相場が決まっているけど、どうかな。最近はどんなクールなソフトウェアをインストールした?
一般的なソフトウェアエンジニアの約50%が、週末のほとんどをOSのインストールに充てていることが知られています。土曜日に最新OSのインストールと動作確認をして、日曜にアンインストールするんだって。知り合いのエンジニアから聞いた。
そんなわけで、今日インストールするのはTOTOのウォッシュレットE200です。
一つ前のエントリにも書いたように、アメリカはバスルームの設備にまるでやる気が感じられない。
バストイレセパレートとか、ウォッシュレットとか、自動お湯はり機とか、浴室暖房とか... そういうオプションでランクアップに余念がない日本のマンションとはだいぶ感覚が違います。
ウォッシュレットは一度使うと元に戻れないよね。特にこっちのトイレは水の勢いが弱くて、トイレットペーバーを多量に流すとすぐ詰まるという罠もあるので、そういう点でもウォッシュレット化は渡米生活の中でも最優先事項となっておりました。
■
まずTOTOのサイトで、現在のトイレに取り付け可能なモデルを確認。
寸法等を確認したらUSアマゾンへGO
アマゾンプライムに入っているとなんと注文から2日で...届きます!日本のプライムは当日配達なのに...。
まあ国土が広いから仕方ないですね。
ちなみにこちらでアマゾンプライムに入ってると、インスタントビデオが見放題。これは日本のプライムにはない特典。
アリゾナ州から2日かけて届いたTOTOがこちら。アリゾナ州ってどこ?砂漠?
ウォッシュレット開封の儀。
説明書は英語・スペイン語・フランス語の三種類ついてきますので、英語が話せない人でも安心ですグラシャス。
■
ではいよいよ、説明書を読みながら取り付け作業にとりかかりましょう。
まず、水を分岐させるためのジャンクションバルブの取り付けからはじめます。
タンクに給水している栓を閉め、タンクの水を出し切ります。
タンクと栓をつないでいるホースをいったん取り外し...
先ほどのバルブをしっかり挿入。
次に、便座のとりかえ。
元の便座は裏側からボルトで固定されているので、これを外せば...
はい、この通り。
寸法ガイド用のボール紙を組み立てて、これをベースパーツに仮止めした状態でベースを固定します。
この寸法ガイドは、ウォッシュレット本体をはめ込んだときに、ウォッシュレットの背面とタンクがぶつかってしまわないように位置決めするためのもの。買う前に寸法を計っておいたのですがやはりタンクが邪魔でした。なんとかギリギリ押し込むことに成功。
先ほどの分岐バルブとウォッシュレットを接続します。ここはウォッシュレットの部品同士なので、工具なしでカチッとはめ込むだけ。
ここまできたら、閉めてあった給水栓を開けていよいよ給水テストです。
ジャンクションバルブの栓を開けるのも忘れずに。
パソコンの組み立てなら電源ON、OSのインストールなら仕上げの再起動にあたる緊張の一瞬です。
インストールに失敗している場合はどこかから水がぽたぽた垂れてきますので、各部がきちんと閉まっているかもう一度点検しましょう。
ここまで辿りついたら、もう水回りは終了です。あとはリモコンの取り付けだけ。
考えてみれば当たり前なんだけど、ウォッシュレットのこのパネル、ただのリモコンなんだよね。なんとなく壁の内側に電線が通ってるようなイメージがあった。
適当な位置にアダプターを固定し、リモコンをはめ込めば完成!
あと、便座から出ている電源コードが短いので、延長コードを目立たないように引き回したりといった地味な仕事が残っていますが、これでバスルームがだいぶ文化的な雰囲気になりました。
■
で、元からあった便座が余るわけですが... これどうしたらいいかな。
ふと思ったんだけど、ギターとかベースのボディにしたら馬鹿っぽくていいのではないでしょうか。
(※家を引き払うときに元に戻す必要があるので、ちゃんと保管しておきましょう)
■
これは Amazon で仕事してたときに気がついたんだけど、アメリカの通販サイトって、wall decor (壁にかけるちょっとしたアートとか) とか、faucet (付け替え用の蛇口) といった家の改修まわりの品揃えが格段に多い。借家でも家の内装は全部DIYで改造しちゃうのが基本みたいだ。
そういえば、アメリカのドラマとか見てると、plumbing(配管まわりの仕事)ができる男性はモテるイメージがあるようなないような... 日本風に言うとplumbing男子?
■
個人的には、トイレっていうのは次世代の産業のフロンティアになる気がしてて、文化的にトイレにこだわりのある日本は、この分野で非常に有利だと思う。
ウォッシュレットは、紙を無駄にしないっていう環境面のメリットを押し出して行けば、欧米の知識層にも受けが良いと思うんだけどなぁ。(特にここサンフランシスコは環境保護の意識が強いみたいで、10月からは法律でスーパーの紙袋が有料になったほど。)
かつて家庭用ゲーム機全てがNINTENDOと呼ばれたように、トイレ一般のことをTOTOと呼ぶ日が来るといいですね。