引っ越しの話が出たのでついでに。

海外に来ても,どうしても維持したい生活習慣というのはある。三泊四日の海外旅行にも日本茶をもっていかないと気が済まない人とかいるよね。
僕は食べ物に関しては郷に入っては郷に従えの方針だ(と思う)。ふだんは和食を食べるのさえ意図して避けてるぐらい。
だけど、家の中の習慣はなかなか譲れない。以下3つは特に。
  • 室内は素足
  • 畳の上で布団敷いて寝る
  • ウォッシュレット完備

ウォッシュレットについては以前レポートしたので、それ以外の二点について。


その1. 前の住人が土足で使っていたカーペットを洗浄する

カーペット入れ替え済みとかフローリングの物件だとラッキーなんだけど、今回の部屋は残念ながらカーペット敷きっぱなし物件だった。靴下で歩き回ったら靴下の裏が茶色くなったぞ。

調べたところ、世の中にはカーペットクリーナーなるものがあり,ホームセンターでレンタルもしてることがわかったので早速借りてきた。一晩$25。

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タンクにお湯と洗剤を入れる。あとは掃除機と同じ。お湯を吹き出して絨毯を水洗いつつ,同時に汚れた水を吸い上げて乾かす仕組み。爆音。

明らかに使用前と使用後で絨毯の色が違う。

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タンクに溜まった汚水はドブ川みたいな色になってた。なんということだ。外の道路を掃除するのとたいして変わらんのではないか。

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結局、何往復もかけて,洗剤をまるまる一本使い切った。
完全に綺麗になったかは疑問だけど、絨毯の触り心地はあきらかに柔らかくなってたのでひとまずはよしとする...


その2. 意地でも畳と布団を導入する。(意外とZENっぽくて最先端な気もする)

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昔から柔らかいベッドが苦手。あと、布団をたたんでスペースを有効利用できるようにもしたかった。
ということで、畳に関しては、高床式ユニット畳をあらかじめ日本から持ってきていた。本物の畳よりも安いし輸送も楽。海外発送してくれる店もあるようだ。

検疫の関係で、一度持ち出した畳を日本へ再持ち込みすることはできないらしいけど、わざわざアメリカからユニット畳持ち帰ることはなかろう。
あと畳はこっちでも売ってなくはないようだけど、ただの畳を床にそのまま敷くと、きっと天井の高さとあいまって柔道場っぽくなるね。

ユニット畳、けっこうこっちの人にも受けると思うんだよね。輸入販売したらいいのにな。


その2.5. なぜか futon が変な解釈をされてる件について

ところでこちらで futon っていうと「簡易ベッドにもなるソファ」を指すみたいで、検索するとこんなありさまになってしまう。↓
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なので、こっちで日本の布団をどうやって買えばいいのかわからない。
今はまだ日本から持ってきた布団を使ってるんだけど、布団を干せない(貧民街っぽい景観になるのでたぶん怒られる)のもあって、煎餅布団化が著しい。次買うときはどうすればいいのかな。

掛け布団はdown quiltとかで探せばいいっぽいけど,問題は敷き布団。敷くものというと、ベッドに敷く分厚いマットレスしか存在しないしなぁ。

日本製の低反発/高反発マットレスならかろうじて薄いのが売ってなくもないみたいなので,それで代用するのが一番ましなのだろうか。干さなくてもいいみたいだし。